2011年4月14日木曜日

倶進Vol.2

「わが青春の譜」其の二

S38年卒 川本雅之(梅窓会・広報部会)

この度の東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。三月十日付梅窓会ブログ『わが青春の譜』では当校新聞『倶進』について書きましたが今回は学園生活の主なイベントの一つである修学旅行をテーマに書きました。

修学旅行(北海道旅行八泊九日)

★六月七日(第一日目)
昭和三十六年(高校二年)六月七日、上野駅に現地集合し、午後四時十五分発急行夜行列車『北上』に乗車。この日は夜行列車で車中泊であったので、生徒の殆どが友人達との雑談で眠らず寝不足であった。

★六月八日(第二日目)定山渓泊
午前六時青森駅着。青森港から青函連絡船『摩周丸』に乗船する。前日の寝不足で船室で船を漕ぐ者多数あり。函館港到着後、一路札幌へ。札幌では石原裕次郎の唄でおなじみの♪『恋の町札幌』♪の歌詞に出てくる札幌の時計台ほか札幌市内を見学。その後定山渓を見て定山渓泊。

青函連絡船「摩周丸」船上(後列左端が私) 

★六月九日(第三日目)温根湯泊
北海道大学“青年よ大志を抱け”の名言を残したクラーク博士像、大学構内散策し、円山公園、雪印乳業工場等見学後、旭川経由で温根湯泊。

北海道大学クラーク博士像前 クリックでポップアップします

★六月十日(第四日目)川湯泊 
旅行に来て初めて雨に降られ、摩周湖見学が予定変更になり、阿寒湖、弟子屈の見学になった。阿寒湖では湖水が濁り、マリモが見えず残念であった。川湯の町では子熊を連れたアイヌ人に出会った。さすがに北海道の地である。

北海道大学構内散策 

★六月十一日(第五日目)車中泊
前日とはうって変わっての快晴。期待通りの神秘的な摩周湖。天下の絶景、美幌峠、網走天都山、釧路原生花園等、北海道の雄大な景色にしばしぼう然となる。今回の旅行中のクライマックスに到達!!

白老アイヌ部落 クリックでポップアップします

★六月十二日(第六日目)洞爺湖泊
苫小牧よりバスで王子製紙工場見学後、白老アイヌ部落の宮本酋長からアイヌの歴史、生活習慣等の面白い話を聞く。その後、硫黄山、昭和新山散策後、洞爺湖泊。

硫黄山にて白川先生と 

★六月十三日(第七日目)湯の川泊
洞爺湖周遊後、虻田経由で湯の川の町へ。湯の川で町では市内見学、土産物購入など、ゆっくりと過ごす。湯の川ホテル泊。


湯の川「花びしホテル」食事中(最前列左が私)

★六月十四日(第八日目)車中泊
函館山山頂、五稜郭、トラピスチヌ女子修道院、石川啄木の墓、立待岬等見学後、函館港へ。青函連絡船に乗船し、青森港で下船。青森駅から夜行急行列車で車中泊し、東京へ向かう。

★六月十五日(第九日目)
午前十時ちょうど上野駅に全員無事に到着し、現地解散となった。後日、学園内では北海道の雄大な景色に魅了された修学旅行の思い出にしばらく興奮さめぬ状態であった。友人との長期にわたる旅行は今でも鮮明に思い出されます。


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