2011年7月29日金曜日

倶進Vol.8

「私の山歩き」No.1

尾瀬・アヤメ平

S28卒 米田利民

その昔、東電は尾瀬にダムを作り、水力発電をしようと思い、広大なる土地を取得しました。しかし自然破壊に反対・貴重な尾瀬の自然を守ろうという運動に負けてダムは断念しました。その後、東電は尾瀬の自然保護のため献身的な活動をしています。ここでは「東電さま、さま」です。

7月14日・15日に尾瀬のアヤメ平へ行って来ました。尾瀬には何回も行き、燧ヶ岳と至仏山にもそれぞれ2-3回登りましたが、アヤメ平は初めて。「アヤメ平」とは「キンコウカ」の葉をアヤメの葉と間違え命名してしまったという有名な話があります。今回、キンコウカは1週間ほど早かったがワタスゲがきれいでした。14日の夜は竜宮小屋に泊まり、15日に東電小屋から山の鼻までの間のニッコウキスゲを満喫しました。最後に「尾瀬植物研究見本園」を1時間ほど廻り、カキツバタの満開を楽しみました。

アヤメ平にキンコウカ(黄色の花)が一面に咲く様子を「雲の上の楽園」と称し、大勢の入山者が昭和30年代に押し寄せ、勝手に湿原の中に入り、ビニールシートを敷いて食事をしたりしたため、湿原は踏み荒らされ裸地化されて復旧は不可能ではないかと心配されました。昭和44年より東京電力が中心になり復元の努力を始めました。ミタケスゲなどの種を蒔いたりして湿原を回復するための作業を行っています。まだ元には戻っていませんが、だいぶよくなったのではないでしょうか。


尾瀬は湿原・植物を保護するため人が歩くための木道が至るところに敷いてあります。
主に東京電力が設置したものでtepco logo H22 のように焼印で設置した年が記入されています。

 
横田田代 白いのはワタスゲの果穂。

アヤメ平にアヤメも咲いていました(本当はアヤメでなく
カキツバタ)白いのはワタスゲ、遠くに見えるのは至仏山。

竜宮小屋とニッコウキスゲ。


尾瀬ヶ原のキンコウカ(と木道)。

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