2011年8月28日日曜日

「漢の花園」Vol.15葉月

柔道部・星光君のインターハイ優勝、中学柔道部・関東大会準優勝などなど・・・うれしいニュースが続く2011年8月。柔道部だけでなく、日本学園に学ぶ諸君は、このひと夏で大きく成長したことでしょう。さらに学園HP「リレートーク」でも既報の通り、「三宅デザイン事務所」のデザインスタッフとして活躍する本学の若手OB・宮前義之氏(文化服装学院卒)が「ISSEY MIYAKE 」ウィメンズの新デザイナーに大抜擢され、10月のパリ・コレクションに挑むという凄いニュースも朝日新聞で報道されました。世界の檜舞台へ挑戦する日校健児たち。これから、どんなうれしいニュースを届けてくれることか、今から楽しみであります。

若手OB・宮前義之氏のニュースはこちら


ペンタス(アカネ科) 

アフリカ、マダガスカル原産の植物です。ペンタスの名はギリシャ語で「5」を意味する「Penta」に由来するとのこと。その名の通り、花弁が5つの星形に分かれています。このペンタス、一号館の階段に置かれたプランターで見事な花を咲かせていました。日本一の栄冠に輝いた柔道部の星光君の名前も星にちなむもの。星つながりの縁起を担いで思わずシャッターを切りました。これからも光輝く星を見るような素晴らしいことが母校にありますように・・・。ちょっと強引ですかねぇ・・・・

ニチニチソウ(日々草:キョウチクトウ科) 

真夏の強烈な陽射しにも負けずに次々と花を咲かせるお馴染みの花です。身近な花ですが意外に知られていないのが、実は日々草は薬草でもある、ということ。詳細な解説は面倒かつ難解になるので書きませんが、日々草に含まれる成分は、なんと「抗がん剤」に使われているそうです。天然エネルギーの有効活用が叫ばれる今、可憐な草花ひとつにも、想像を超えたパワーが秘められていることを我々はもっと知るべきではないでしょうか。日本学園は薬草の宝庫かもしれませんね。

ユリ(百合:ユリ科) 

7月に続いてユリの登場であります。「またかよ・・・」という声が聞こえてきそうですが、よーくご覧あれ。このユリは7月に紹介したユリのような添え木もなく、草むらにうずくまるように自生しております。実は学園の森では営繕課のみなさんが植えたユリの苗が、至る所でこのような野性的な花を咲かせているのです。大輪の花を誇らしく掲げ、凛と立つ株もあれば、夏の木漏れ日を浴びて楚々と咲く花もある。かつて広がっていた武蔵野の里山を思わせる日本学園の森であります。

カンナ(カンナ科)&キンカン(金柑:ミカン科) 

去年カンナを紹介したのは11月でした。カンナは夏から秋にかけて花を咲かせますので、本来であればもっと早い時期でもよかったのですが、去年の8月は一号館の耐震工事中であり、哀れカンナの株は工事機材の下に・・・。しかし、今年は例年通り、盛夏の陽射しを浴びて見事に咲いてくれました。その横には金柑が青い実を付け始めています。彼らが根を張るエリアはテニスコートを臨むヒマラヤ杉の並木下。まさに花も実もある、見どころいっぱいの木陰なのであります。


広報部会 S56年卒 永澤 

2011年8月23日火曜日

倶進Vol.11

「私の山歩き」No.3

鎌倉へ蓮を見に

S28卒 米田利民

7月22日、鎌倉へ蓮を見に行きました。

材木座・光明寺 

材木座・光明寺

JR鎌倉駅前から逗子行きバスで10分。1243年、佐助ガ谷から現在地に移されて光明寺と改名。法然の孫弟子の記主禅師然阿良忠が開山。本堂に向かって左手にある「記主池」に、大賀一郎博士発掘の千年前のハスの実から育てられた紅蓮が池一面に咲いている。23日と24日には「観蓮会」が行われる。そのための立派な蓮見台が作られている。

鶴岡八幡宮の三の鳥居の右手にある源氏池(紅蓮) 

源氏池(紅蓮) 

平家池(白蓮) 

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「倶進」は在学中の思い出・学園にまつわるエピソード、現在の活躍・近況、進学先で出来事&部活動等のニュース、旅行・レクレーション報告などをノージャンルで発信するOBのブログ新聞です!梅窓会正会員であれば、どなたの寄稿でも広報部会にて内容確認の上で掲載いたします。みなさまの原稿をお待ちしています!


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梅窓会 広報部会

2011年8月19日金曜日

我流展景-日校Photoスケッチ(8月-2)

蝉時雨-体育館・その造形美も炎天に焙られて・・・ 

蝉時雨-生徒たち・何処の夏空の下に・・・
 
蝉時雨-真夏の森・小さき命も微動だにせず・・・ 

蝉時雨-常緑の天蓋・熱波のごとく合唱は降る・・・ 

広報部会 S56卒 永澤

2011年8月16日火曜日

柔道部・大躍進の夏!

関東大会準優勝!中学生柔道部員が快進撃!

関東1都6県&山梨県の代表校が参加する「関東中学校柔道大会」(於:栃木県大田原市・県立北体育館)が開催されました。日本学園は8/9(火)の個人戦に81kg級の坂東君、73kg級の横山君が参戦!坂東君が4人のライバルを撃破し、見事「準優勝」を勝ち取りました!横山君も強豪を相手に敢闘いたしましたが惜敗。次回の勝利に大きな期待が寄せられました!

81kg級 坂東篤君(東京・日本学園中3年生)戦績

1回戦:VS坂牛君(神奈川・浜岳中)一本勝ち!
2回戦:VS橡本君(栃木・協和中)一本勝ち!
準々決勝:VSセルチャン・アキラ君(群馬・尾島中)優勢勝ち!
準決勝:VS吉田君(埼玉・埼玉栄中)優勢勝ち!
決勝:VS釘丸君(東京・国士舘中)優勢負け

73kg級 横山稜悟君(東京・日本学園中3年生)戦績

1回戦:VS山田君(茨城・大島中)優勢負け

東国の強豪が集まった栃木県立北体育館 

決勝戦で国士舘中・釘丸君に挑む坂東君 

表彰式に臨む坂東君(右から2番目)

インターハイで星君が見事優勝!
中村広報部会員の既報の通り、本年の全国高校総合体育大会(インターハイ)の柔道個人戦に、日本学園から73kg級の星光君(高3)と81kg級の上田達彦君(高3)が東京都代表として出場。星君が見事優勝いたしました!上田君は惜しくも準々決勝で優勢負けとなりましたが、その戦いぶりは東京都代表に相応しい切れ味鋭いものでした!

73kg級 星光君(東京・日本学園高3年生)戦績(8/10水)

準々決勝:VS尼崎君(京都・京都学園高)優勢勝ち!
準決勝:VS森君(奈良・天理高)優勢勝ち!
決勝:VS松倉君(山形・山形工業高)優勢勝ち!

81kg級 上田達彦君(東京・日本学園高3年生)戦績(8/11木)

準々決勝:VSベーカー君(千葉・東海大浦安高)優勢負けJ:

中学生の関東大会準優勝、高校生のインターハイ優勝と破竹の快進撃を続ける、我らが日本学園柔道部!その実力は既に「全国レベルの強豪校」としての揺るぎない評価を確立しています!日本学園柔道部を巣立った選手たちが、世界を舞台に活躍する日も夢ではありません!OBの皆様、世界制覇を目指して日々鍛錬に励む柔道部員に、これからも熱き声援をお願いします!

柔道部のリアルタイム情報はこちら!

インターハイ優勝!夢は五輪!「校長日記」はこちら!

広報部会 S34卒 宮原

2011年8月15日月曜日

青春の涙。

8月14日 選手権地区予選 日本学園サッカー部

ボール支配率は日本学園サッカー部がはるかに上だった。2年生もスタメンで3人が投入され、技術的にもパス、ドリブル、トラップ、フェイントなど、どれをとっても格上で開始早々2分にコーナキックから日本学園が先制点をあげる。先月10日に行われた6地区リーグ1部戦では5-0と手こずることなく快勝した相手チーム、これで誰もが楽勝かと思った。しかし前半は何度も相手陣地に攻め入りチャンスをつくるが決定打が無くさらに相手ディフェンスが固く得点できないまま終了。後半2年生が1名入り相手陣地に攻め込むが得点できない。何とか追加点が欲しいところだった。そして後半20分過ぎ、前半での相手よりの運動量の多さと猛暑のためか次第に日本学園に疲れが見えたところでミスにより味方陣地内でボール奪われ右ゴールラインぎりぎりのところからスルスルとボールが転がり1点を入れられ同点となる。日本学園はなんとか追加点を入れ引き離したいがどうしても得点できない。そして終了5分前にもミスからまた攻め込まれ致命的な1点を入れられ、まさかの逆転をくらう。焦る日本学園。猛攻で相手に攻め込むがどうしても得点できず、ここで試合終了のホイッスル。まさかの敗北であった。選手権地区予選はこれで終わってしまった。敗因は何だったのだろうか。監督は「倒す相手は自分たちの弱い心。これが最大のテーマ」と言われている。技術はあるが精神的な弱さが出てしまったのだろうか。勝てる試合であったと信じていたイレブン、さぞ悔しいだろう。グランドから立ち上がれない選手もいる。格上の日本学園を破った喜びだろう。向うでは相手選手・応援の生徒・父兄の歓喜の声がグランドに響く。やっと日本学園イレブンが引きあげてきた。オイオイと皆が泣いている。これが青春の涙だろう。なぜかこちらまで、涙が出てくる。日本学園イレブンよ、よく闘った。でもまだ泣くには早すぎる。選手権地区予選は終わったがこの悔しさをバネに8月後半のTリーグ2試合で活かし勝利していこう。そして3年生よ!青春の3年間、世田谷松原の日本学園のサッカー部で過ごした辛くそして楽しかった日々を思い出して3月の卒業式で思い切り泣いてくれ。8月14日、猛暑のなかでの成城学園グランドでの試合であった。

空き空き空1-0
日本学園      桜修館(旧称:都立大学付属高校)
空空空空空0-2

 
監督を囲み試合前のミーティング 

 
試合開始早々、攻め込む日本学園 

 
相手ゴール前での攻め。 

 
ゴール前での日本学園フリーキック。後方は父兄とサッカー部員 

試合終了後、応援の生徒・父兄に挨拶するイレブン

広報部会 S44卒 中村

2011年8月13日土曜日

倶進Vol.10

「私の山歩き」No.2

富士山須走5合目

S28卒 米田利民

7月6日、須走り口から「ふじあざみライン」(全長 約11㌔)を車で五合目(標高約2000M)まで行き、北へ小冨士、南西へ幻の滝(今は滝は見られない、5月中旬から6月中旬)まで歩き、帰途、ふじあざみラインの6.6㌔地点から西北西へグランドキャニオン(知る人は少ない 昭文社の2011年の登山地図には載っている)を見に行きました。

小冨士は富士山東裾の側火山。須走五合目より往復30-40分。林の中の気持ちのよい遊歩道。晴れていれば小富士からの富士頂上を含めた回りの景色は絶景だそうです。この日は運悪くあたりにガスが立ち込めていました。

富士山の雪解け水はすぐ地中にしみ込むため、富士山には川や滝はありませんが、5月中旬から6月中旬のわずかな期間、須走五合目から御殿場口方面へ20分ほどの所に滝が出現する場所が2ヶ所あります。今回はその下の所を見て来ました。毎年その頃になると大勢のハイカーが滝を見に来ますが、運が悪いと見られないそうです。

「ふじあざみライン」の6.6㌔地点に、下から見て右側にグランドキャニオンへの入り口があります。演習場が近いため「許可のない者は入場禁止」と書いてありますが、グランドキャニオンへは大丈夫。立入禁止のロープに沿ってしばらく歩くと右手にグランドキャニオンが見えて来ます。積年の雪解け水の勢いでえぐられた大きな溝に富士山の古い地層が現れている所です。グランドキャニオンという名前はだいぶ大げさですが(ある旅行社は「和製グランドキャニオン」と呼んでいます)、一見の価値はあります。

今回はオンタデ以外、花は見られませんでした。五合目では多くの登山者(外国の方も含め)に会いました。日帰り登山の方もおられました。

小富士

小富士遊歩道の出発点

オンタデ(滝への道)

幻の滝(下のもの 今は水は流れていない)


グランドキャニオン

グランドキャニオン

2011年8月12日金曜日

小さな記事でしたが、

小さな記事でしたが、これがいま日本学園が懸命に取り組んでいる文武両道の大きな成果になって顕れはじめてきたと強く感じます。

すでに学園HPで既報の通り、10日に行われた高校総体(インターハイ)柔道73Kg級で日本学園柔道部、星光君が全国の強豪を相手に見事優勝、全国制覇のチャンピオンになりました。おめでとう星光君。 そして81kg級に出場の上田達彦君も見事ベスト8まで勝ち進みました。全国でのベスト8は大変に素晴らしいことです。

さっそく翌朝11日付けの朝日新聞朝刊のスポーツ蘭を見てみると、昨日のサーカー日韓親善試合と甲子園での高校野球の記事が大きく紙面を割いておりました。高校総体(インターハイ)も全国のトップレベルの高校生達が様々なスポーツで懸命にプレーしているのに哀しいかな高校総体の記事はあまりにも小さいです。その小さいスペースの中、トップ上段に柔道の記事が出ておりました。もちろん優勝した日本学園、星光君の名前も。全国紙のスポーツ欄で母校日本学園の名前を見るのはめったになかったことで、実に気分がよいことでした。小さな記事ではありますが、これがいま日本学園が教職員、生徒、OBが一丸となって懸命に取り組んでいる文武両道の大きな成果の1つになって顕れはじめてきたと強く感じた次第です。

梅窓会会員の皆様、日本学園の運動部は着実にその実力を上げてきています。変わらぬ力強いご支援をこれからもよろしくお願いいたします。

朝日新聞8月11日朝刊の高校総体の柔道記事

広報部会 S44卒 中村

2011年8月8日月曜日

倶進Vol.9

S31卒「おじゃがの会」箱根旅行  S31卒 河井春生

去る6月8日(水)、箱根湯本温泉にてS31年卒・同期「おじゃがの会」による恒例の集いを開催した。「おじゃがの会」とは下北沢の居酒屋「おじゃが」に隔月で同期の有志が集まり、変わらぬ友情を確認し合う会であり、会の名前を変えながらも、卒業以来ずっと続いている麗しき飲み会である。ちゃんと出欠表もあるので付き合いが悪い男は一目瞭然で分かる仕組みだ。

そんな「おじゃがの会」が原則年に1回開催しているのが、今回のような旅行企画なのだ。当日は新宿駅に同期9名が集合。最新型のロマンスカーVSEで一路箱根へ向かう。しかし、ただ向かうだけでは面白くないので、ロマンスカー名物の先頭車両にある「パノラマ席」をあえて往復予約。初夏の沿線風景を180°のパノラマで楽しみながら、子供のようにはしゃぐ。いくつになっても俺たちの心は少年だ。さらに発車前、運転手さんが天井の運転席に登るとき、俺たちに挨拶をしてくれた。ビッグな気分で、あっという間に箱根湯本に着いてしまった。

VSEのパノラマ席で気分はVIP! 

宴会&宿泊は箱根湯本のハイグレード旅館「ホテルおかだ」である。チェックインの前に湯本の街をぶらぶら散策。適度な運動が温泉と酒肴の味を倍加することを、大人の俺たちは知っている。言うまでもなくハイグレード旅館「ホテルおかだ」の浴場はスケールがでかい。内湯・露天・展望大浴場・足湯も完備。同期9名、裸の付き合いも何十年になろうか。いくつになっても友だちはいいものだ、と湯船に沈みながら思う。

温泉でさっぱりしたところで、いよいよ宴会がスタート。宴会場の一間を貸し切っての豪華な飲み会である。初夏の相模湾で獲れた魚介や新鮮な野菜を使った懐石料理を味わいつつ、大いに飲み、大いに語る。美人のコンパニオンに囲まれて、箱根の夜は楽しくふけて行いった。去年は奄美大島、今年は箱根、来年は海外旅行を計画したいものだ。

S31卒:向井・井上・三浦・石川・宮田・林・鈴木・岡田・河井 
「ホテルおかだ」にて.

2011年8月5日金曜日

スペシャルサイト「我ら日校健児」第4回-後編・配信!

激動の時代を乗り越えてきた日本学園OBの自伝・インタビューを掲載するスペシャルサイト「我ら日校健児」第4回後編を配信いたします。国敗れて山河あり。敗戦で負った心の傷を信州の雄大な自然の中で癒し、自己の再生と再出発の在り方を模索する堤氏。「この荒廃しきった国を興すのは、先ず最先端の科学立国を目指すことにあり、さればこそ、私自身も今はその一端を担う学究の途を選ぶべし」との結論に至った堤氏は、大学進学を決意します。しかし、占領政策による旧陸海軍学校生徒復員者の国立大入学は禁じられており、私立の最高峰を目指すことに。東京で受験勉強に邁進する堤氏に、数学の権威である高見清氏を始め、綺羅星のごとき師との出会いが待っていました。新生日本の創造に向けて歩む堤氏の第二の青春が始まります。
スペシャルサイト我ら日校健児」はこちら!

梅窓会 広報部会

耐震工事を施された新生・一号館と共に

2011年8月3日水曜日

我流展景-日校Photoスケッチ(8月-1)

夕立迫る:雨の気配に息をひそめて・・・ 

夕立迫る:台風は大東島沖210Km
 
夕立迫る:走ろうか・・・帰ろうか・・・ 

夕立迫る:8月は始まったばかり・・・ 


広報部会 S56卒 永澤