2012年2月29日水曜日

「漢の花園」Vol.21如月

みなさま、お寒うございます。「漢の花園」のお時間でございます。今月の日本学園は「高校入試倍率(=人気・信頼・期待度)都内私立男子校BEST10!」・「三笑亭夢太朗師匠&高田文夫氏OB講演会開催!」・「明治大学との高大連携事業の発表!」などなど、お寒い世間をブッ飛ばすホットなニュースが目白押しでありました!広報部会スタッフとして頻繁に母校を訪問し、キャンパス風景を撮影していますと、いろいろなことを発見いたします。そのひとつが“躍進している学校は生徒たちの笑顔も素晴らしい”ということ。たとえば、昼休みやクラブ活動中の後輩たちに、何気なくレンズを向けたとき、瞬時に見せる彼らの笑顔のなんと自然で明るいことか!決してOBの欲目ではございませんよ・・・自分が在学した暗い70年代後半、あんなに爽やかで無邪気な笑顔を見せる生徒はいませんでした、ホントに・・・。というわけで、それら満点スマイルは後日紹介することにいたしまして、こちらも満点の開花&実りを見せる漢の花園、早春の景でございます!

スイセン(水仙:ヒガンバナ科)  画像クリックで拡大

日本学園の森で早春を告げる使者といえば、このスイセン(日本寒水仙)たちであります。一号館左手の森、二号館裏の秘密の花園、そして広大なグラウンドを囲むフェンス沿いなどなど、日本学園はスイセンに囲まれた学園と申し上げても過言ではありません。この日本寒水仙、一定の寒気に晒されないと開花しないそうです。僕の写真データの記録では、日本学園で一番花が咲いていたのは、なんと昨年の12月23日。この冬の寒気の訪れの早さと厳しさを感じる記録です。どうりでいつまでも冷えるワケだ・・・。

プラタナスの種(鈴掛の木:スズカケノキ科) 

『日本学園百年史』によりますと、このプラタナスを始め、グラウンドにそびえる巨木群は、昭和16年に生徒たちの「勤労作業」に対する感謝の印として、北多摩郡神代村(現・東京都調布市)から贈られた木々とのこと。「若木が贈られた」とありますので、当時の樹齢を2年と仮定すれば、このプラタナスは73歳。私の母と同い歳であります。戦時下の学園に根を下ろして七十数年、松原校舎と共に生徒たちを見守り続け、今や母校のシンボルとして愛され続けるプラタナス。その枝には今年も新しい命を宿した種が鈴生りであります。

ノシランの種(熨斗蘭:スズラン科) 

日本・東アジア原産で東海地方以西の海岸近くに多く見られます。扁平な葉が「熨斗」に似ており、夏季に咲く白い房状の花がランを思わせるため「ノシラン」と呼ばれるそうです。それにしても、この瑠璃色の種の美しいこと。この種は晩秋から緑色に膨らみ始め、成長しながら翌年の早春にご覧のような瑠璃色へと染まっていきます。日本学園で最も美しい種を付ける植物かもしれません。実は僕は学園の森のノシラン自生地を事前にチェックし、種が瑠璃色となる日を待ちわびていたのであります。フェンスが少々興醒めではありますが・・・

ビワの花(枇杷:バラ科) 

ビワの実は知っているし好物だが、ビワの花は初めて見た・・・という方もいらっしゃるのでは?実は僕もビワの花を見たのは、この撮影時が初めてでした。これだけ地味な花ですから注目されないのも当たり前ですが、しかしビワはこの花で自家受粉するそうで、他力に頼らず自分自身であの甘く瑞々しい果実を実らせるのであります。そう思えば、このカビにまみれたような哀れな花も愛おしく見えて参ります。新入生を迎える準備が進む日本学園、その森に生きる植物たちも新年度への用意を着々と整えているようです。


広報部会 S56卒 永澤

2012年2月26日日曜日

続報!「三笑亭夢太朗師匠&高田文夫氏OB講演会」 PTA大活躍!

去る2/20(月)午後2時から日本学園体育館でPTA主催「三笑亭夢太朗師匠&高田文夫氏OB講演会」が開催され、講演会の模様が梅窓会ブログや学園ホームページで紹介され、内外で大きな反響を呼んでいます。今回の主催者である日本学園PTAの皆さんは朝から準備で大忙し。会場作り、受付、ゲストのお迎え、司会等、裏方としてテキパキと行動されたPTAの方々、本校OBとして本当に頭が下がります。お疲れ様でした。日本学園PTAの皆様のお蔭で、母校はこれで安泰でございます。裏方としてこの大仕事を無事にこなされた様子を感謝を込めまして、ほんの一部ではございますが画像でレポートさせていただきます。

PTAの皆さん、心に残る楽しいOB講演会の企画、実施ありがとうございました。来年はどんな素晴らしいOBを呼んでいただけるのでしょうか。今からとても楽しみです。

会場となった広い体育館。只今マイクの調整中

PTAに迎えられる高田文夫氏(右端)。
有楽町ニッポン放送から直接車で駆けつけてくれました。

PTAのお母様達、高田文夫氏を校内へ誘導し終えました。

PTAのお母様達に誘導され会場に向う三笑亭夢太朗師匠

生徒達も続々と会場へ


S44卒 広報部会  中村 隆

2012年2月25日土曜日

柔道部・祝勝/報告会・開催される!

去る2/18(土)万田先生、コーチ陣、OBの情熱的な指導の下、世界制覇へ挑む柔道部の「平成23年度祝勝/報告会」がアルカディア市ヶ谷で開催されました!

同会では柔道部OB、保護者をお迎えし、インターハイ優勝(73kg級)、BEST8(81kg級)の星君・上田君、 中学関東大会準優勝(81kg級)の坂東君、さらに柔道部で活躍する全選手を激励!選手たちの力強いスピーチに会場は大いに盛り上がりました!

 
感謝と志の言葉を披露するインターハイ優勝の星君! 

 
柔道部を代表して万田先生より挨拶! 

部員たちをいつも力強く励ましてくださる営繕課の野口さんと記念撮影! 


広報部会 S34卒 宮原

2012年2月24日金曜日

日本學園の伝統行事「景仰會」が行われました。

去る2/18(土)11:30~三号館講堂で「景仰會」が行われました。「景仰會」は校祖・杉浦重剛先生の命日に全校生徒が一堂に集まり、思想家・教育者として近代日本の確立に邁進した先生の偉業と薫陶に触れ、校長の講話を通じて日校健児の誇りと自覚を新たにする伝統行事です。

旧講堂から受け継がれた杉浦校祖の肖像画を仰ぐ全校生徒

 
生徒への質問を交えながら校祖の偉業を語る谷川校長 

 
127年の伝統を誇る日本學園の歩みを映像で学ぶ生徒たち

 
校長講和のポイントから日校健児のあるべき姿勢を自覚します

日本學園OBの谷川校長は読売新聞社・特派員時代に世界各国を駆け巡りました。戦争・貧困・動乱といった極限状況の中で、ときに生命の危険にさらされながら、新聞記者として、ひとりの人間として体験し、考えたことを、当時の記録写真とご自身が書いた記事を組み合わせて生徒たちに解説。21世紀の国際社会を生きる生徒たちへ、平和の大切さと世界に学ぶ姿勢の重要性を力説されました。

 
今年も杉浦先生の墓前に躍進する日本學園の現況を報告 

景仰會終了後、午後から全校生徒を代表して次期生徒会長の立崎君(高校1年生)、日本學園を代表して竹内教頭先生、増山先生、梅窓會を代表して宮原洋一が文京区・伝通院に赴き杉浦先生の墓参を行いました。

広報部会 S34卒 宮原

2012年2月20日月曜日

速報!「三笑亭夢太朗師匠&高田文夫氏」講演会開催!

2/20(月)14:00~日本学園体育館でPTA主催「三笑亭夢太朗師匠&高田文夫氏OB講演会」が開催されました!落語芸術協会理事として長きにわたり落語界をリードする三笑亭夢太朗師匠、放送作家・演芸評論家・落語家・ラジオパーソナリティ等、幅広い分野で才能を発揮されている高田文夫氏、おふたりは昭和42年に日本学園を卒業した同級生です。

必見!梅窓会ブログ11/7(月)「お江戸日本橋亭」OBビッグ対談はこれだ!
http://baisoukai.blogspot.com/2011/11/117ob.html

昨年11/7(月)「お江戸日本橋亭」における恒例の「夢太朗の会」で実現した、日本学園史に残る伝説の「同級生ビッグ対談」から約4カ月、今度は母校・日本学園にステージを移し「夢太朗師匠の高座」&「同級生ビッグ対談」の2部構成をそのままに、在校生・保護者・OB・学園関係者限定の豪華な講演会が実現しました!


講演会は夢太朗師匠の高座からスタート!日本学園が誇る巨大な体育館を埋め尽くした後輩たちの万雷の拍手に迎えられた夢太朗師匠。落語の基礎知識とご自分のプロフィールをユーモアを交えて説明した後、古典落語の名作「竹の水仙」を披露。「竹の水仙」は古典落語の中でも比較的ストーリーが分かりやすい一席とのこと。このあたりに古典落語を優しく後輩に伝えたいという師匠の思いやりを感じます。


ほとんどの生徒が噺家の高座を聞くのは初めて。しかし、夢太朗師匠は巧みな話芸で後輩たちの心を惹きつけて行きます。ちょっとしたオチに気付き思わず笑い出してしまう生徒たち・・・さすが古典落語を極めた大先輩の高座はちがう!聞き惚れているうちに約30分の高座は終了。初めて体験した落語の世界に大感動した生徒たちでありました!

落語芸術協会:三笑亭夢太朗氏のプロフィール&高座予定も載っています!http://www.geikyo.com/profile/profile_detail.php?id=58



続く第2部ではLFニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」のスタジオから放送終了後、母校に駆け付けてくださった高田文夫氏と夢太朗師匠の「同級生ビッグ対談」がスタート!在校生のヤンヤの拍手で迎えられた両先輩、しかし、このゴージャスなトークショーに最も盛り上がっていた集団は、実は「俺たちひょ―きん族」「ビートたけしのオールナイトニッポン」等で高田文夫氏の洗礼を浴びたOB・保護者・先生方かも・・・


「秀才もいればヤンチャもいた、やりたいことは何でも自由にできた、今の仕事も日本学園で出会った友だちの影響が大きい・・・」などなど・・・日本学園の思い出をギャグを交えながら熱く語る高田文夫氏(日本大学・芸術学部・放送学科卒)。さらに、あの有名人のちょっと面白い裏話も披露!体育館は笑いの渦に!

ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」HPはこちら!http://www.1242.com/takada/
”PODCAST”のバナーをクリック!
過去にO.Aされたオープニングを視聴できる!
2/20(月)来校当日の生放送で日本学園&講演会を紹介しています!
2/21(火)O.Aもチェック!来校の感想を話してくれるかも。




「面白いナと思ったこと感じたことはどんどんやるべき!好奇心があればワラジは何足履いてもいいんだ!日本学園に入ったことをチャンスと思え!この学校で出会った友だちは一生モノだ!大切にしよう・・・・」。厳しい芸とメディアの世界で鍛え抜かれた両先輩ならではのホンネトークが炸裂!脱線&爆笑と軌道修正を繰り返しつつ、講演会は大団円へ・・・


在校生から大先輩へ質問タイム!中等部、次期生徒会長、高等部野球部員の生徒代表3名が上方落語と江戸落語の違いや落語界・芸能界の仕事やキャリアについて、たぶん事前に考え抜いたであろう知的で鋭い?クエスチョンを投げかけます!


在校生の質問に答える両先輩。「ところでキミ、次期生徒会長のマニュフェストは何ョ?・・・硬式野球部は最近強いの・・・?今年こそ勝ってくれよ、たのむョホントに・・・」などなど、自由の気風に磨かれた日学OBらしい強烈なオーラを放つ両先輩の「逆質問」に生徒たちもタジタジ・・・最後まで笑いが渦巻きます!


在校生から感謝を込めて両先輩に花束贈呈!最後まで可愛い後輩たちをイジリまくる夢太朗師匠&高田氏。本当にありがとうございました!講演会終了後、両先輩は短い時間でしたが懐かしい母校のキャンパスに立ち、しばし思い出にひたっていました。その後、高田氏は「立川談志さん追悼公演」出演のため浅草へ、夢太朗師匠は梅窓会運営委員と会議室で歓談し、旧交を温めて寄席へお戻りになりました。主催のPTAのみなさま、おつかれさまでした。夢太朗師匠、高田先輩、また近い将来、日本学園限定のデラックスな講演会をお願いします!

梅窓会 広報部会

我流展景-日校Photoスケッチ(2月-2)

彼は一号館とならぶ学園の長老だ・・・ 

階段の軋みに幾星霜の記憶を秘めて・・・  

図書館、音楽室、理事室・・・その役は移り変われど・・・ 

長老は誇らしく、冬空を見上げている・・・ 


広報部会 S56卒 永澤

2012年2月18日土曜日

2/22(水)日学OB・斉藤工氏メジャー2ndシングル発売!

2月22日(水)俳優・アーティストとしてテレビ・映画・舞台で才能を輝かせる
斉藤工氏(H12年卒)のメジャー2ndシングル「サクライロ」が発売されます!
 

「サクライロ」は、2011年8月発売のデビューシングル「燦々」に続き、一青窈、EXILE等への楽曲提供で知られるマシコタツロウ氏の作曲。厳しい寒さを吹き飛ばす、春らしい爽やかな楽曲に仕上がっています! 

「サクライロ」サイトはこちら!握手会イベント情報も掲載!
http://columbia.jp/saitohtakumi/

YouTubeで斉藤工氏「サクライロ」PVを見よう!
http://www.youtube.com/watch?v=HfP64CJU29c

初回盤A、Bはシングルと同名のショートムービー「サクライロ」DVDとの2枚組。セットされたDVDショートムービー「サクライロ」(斎藤工氏主演)は、新曲「サクライロ」をモチーフに斎藤氏原案のストーリーを「アヒルと鴨のコインロッカー 」(2007)「ゴールデンスランバー 」(2010)、さらに斎藤氏も出演している「悪夢のエレベーター」(2009)などの脚本を務める鈴木謙一氏が脚色・脚本を担当。斎藤氏本人が共演者やロケ地、衣装などの美術面まで、撮影の全てに関わった「初監督作品」となっていことも大いに注目されます!

<原作・逆転裁判/左上のキャラクターが斉藤氏演じる御剣怜侍> 

大ヒット上映中!「逆転裁判」オフィシャルサイトはこちら!
http://www.gyakutensaiban-movie.com/

2011年はNHK大河ドラマ「江」、日本テレビ10月期深夜ドラマ「QP」、主演映画「明日泣く」(11/19公開)等で活躍した斉藤工氏。2012年はカプコンの近未来・法定バトルアドベンチャーゲームを原作とする映画「逆転裁判」(2/11~公開中)で主人公の弁護士・成歩堂龍一(成宮寛貴)のライバル、冷徹な天才検事・御剣怜侍を演じています。日本学園OBのメジャーアーティストとして常に新しい領域に挑み、無限の才能を開花させていく斉藤氏から、今年も目が離せません!

最新情報満載!斉藤工氏オフィシャルサイトはこちら!
http://saitoh-takumi.jp/home/


梅窓会 広報部会

2012年2月16日木曜日

今井兼次博士・絵日記原画の公開授業が行われました!

1月中旬、公立・前橋工科大学(群馬県・前橋市)工学部・建築学科・石川恒夫准教授の授業で、今井兼次博士(日本学園OB・早稲田大学名誉教授・日本芸術院会員)の「絵日記」原画が特別公開され、その模様が同大学・非常勤講師としてご活躍されている遠野未来氏のブログ「自然素材といのちの場」に掲載されています。

遠野未来氏のブログ(公開授業の模様)はこちら!
今井兼次博士(1895~1987・下から3番目・東洋学園資料室HPより)
写真は東洋女子短期大学(現・東洋学園大学)屋上の作品
「フェニックス・モザイク」で同短大学長他の関係者と共に。


『今井兼次絵日誌‐昭和16年』(早稲田大学出版局)
約8年におよぶ絵日記の中から昭和16年の1年間を紹介されている。

有形文化財・日本学園一号館を設計し、二号館、木造棟(旧図書館)・守衛舎を設計監修された今井兼次博士は第二次世界大戦の前後8年間にわたり、ほぼ毎日、絵日記を描き続け、約80冊の遺作が残されています(保管:多摩美術大学)。今回の授業は、その原画を学生に実見させることで、ガウディ、シュタイナー等の建築を日本に初めて紹介し、自らも建築家・教育者として優れた作品を残した今井兼次博士の瑞々しい感性に触れることを目的として行われたと思われます。

石川恒夫准教授プロフィールはこちら!
http://www.maebashi-it.ac.jp/lab/kyouin/2_kenchiku/ishikawa.php

石川恒夫准教授は、日本における今井兼次博士研究の第一人者であり、「人間と住環境との全体的諸関係についての学」であるバウビオロギー(建築生物学)の理念を通じて、環境と調和する健康的な建築の在り方を研究されています。また多摩美術大学を中核とする「今井兼次研究会」の中心メンバーとしてもご活躍されています。同授業をブログで紹介された遠野未来氏は早大大学院を卒業後、1995年に「遠野未来建築事務所」を設立し、「土に還るやわらかな空間=いのちの建築」を目指してご活躍されています。*遠野氏のプロフィールはブログ「自然素材といのちの場」をご覧ください。

広報部会では今後、日本学園資料室委員会・多摩美術大学および「今井兼次研究会」と連携し、日本学園一号館・二号館・木造棟等、今井博士が手がけた建築作品の資料・情報を収集・公開していく計画です。どうぞご期待ください!

遠野未来氏が2/17付のブログ「自然素材といのちの場」で当記事を紹介してくださいました。
遠野様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
http://tonomirai.jugem.jp/?eid=1194


梅窓会 広報部会

2012年2月15日水曜日

「漢の花園」ANNEX~梅花情報①~

そろそろ梅の花が咲き始める季節ですが・・・
例年以上の寒さのためか、昨年秋の剪定の影響か、
今年の開花は少々遅れているようです。
日本学園の森には2本の梅の木がございます。
そのうち比較的開花が早い小道沿いの一本でも、
ご覧の通りやっと蕾がふくらんできた状態であります。

2/18(土)日本学園では校祖・杉浦重剛先生の遺徳を全校生徒で偲び、
先生・生徒の代表が文京区「伝通院」に赴き墓参を行う「景仰会」が行われます。
雅号を「梅窓」とするほど、楚々とした風情の梅花を愛された杉浦先生。
例年ですと学園で咲いた梅枝を墓前に供えるのですが、今年はこんな具合ですから、
一部咲きぐらいの梅枝を供えることになるかもしれませんね。

 広報部会 S56卒 永澤 

2012年2月13日月曜日

硬式野球部が「最強整地サポートマシン」を導入!

グラウンドから運動部員たちの元気な声が聞こえてくる、そんな2/11(土・祝)の午後。寒中がんばる彼らの雄姿を撮影しようと、土手を登った私の目の前に、そのマシンは、いきなり現れたのでありました・・・!オオ!これはなんじゃ!?さっそく私は指導で忙しい硬式野球部・八木監督に直撃取材を敢行したのであります!

 
ワイドなトレッドが際立つスパルタンなフォルム! 
ダイハツ製TYPE-21/290ccエンジン搭載(販売:三洋電機ゴルフシステム㈱) 

八木監督によると、このクルマは昨年12月に導入されたグラウンド整地用マシンとのこと。ベースはなんと、格安で購入した中古のゴルフカートであります!都心とは思えない広さを誇る日本学園の土のグラウンドは、アスリートたちに怪我をしにくく、脚に優しい運動環境を提供していますが、万全なコンディションをキープするためには、頻繁な整地が欠かせないのであります。

巨大な竹やりマフラー!ではなく箒入れがイカス! 
背後に結び付けた橇状のBIGブラシでグラウンドを掃き清める。 

指導で忙しい中、笑顔で取材を受けてくださった八木監督です。 
ありがとうございました! 

中古ゴルフカート(改)最強整地サポートマシンは、この整地を効率よく行うために導入されました。とはいえ、機械に頼ろうという根性ではございません。整地は水を撒き、ホウキでならし、また水を撒くといった手間のかかる作業だそうで、監督・コーチ・部員たちが一致団結して行っております。その一部をマシンによって時短化せしめ、より速く練習に入り、より強くなることがマシン導入の狙いでなのであります。最近では大学の運動部でもゴルフカートを整地マシンとして活用するケースが増えているそうです。

颯爽と整地へ出発するチキチキ整地サポートマシン。カッコいいっす! 

このマシンの運転には普通免許が必要であり、安全に活用するためにも車両の運転・管理は監督&コーチ陣が責任を持って行っているとのこと。グランド狭しと土煙をあげて活躍する最強整地サポートマシン。日本学園のスポーツフィールドに、またひとつ頼もしい味方が参戦しました!

梅窓会 広報部会

2012年2月11日土曜日

2012年2月8日水曜日

池上彰と学ぶ「日本の総理」第1号に校友吉田茂が登場!

もうみなさん書店で目にしているかもしれませんが、小学館ウィークリーブック・池上彰と学ぶ「日本の総理」第1号に吉田茂(第45・48~51代内閣総理大臣)が選ばれました。トレードマークの葉巻をくゆらす表紙写真に、“戦後のワンマン宰相”“いまの日本の基礎を築いた人です” という副題が出ています。お値段は創刊記念号につき390円です!(小学館発行2012年1月10日発売)

 
(発行編集人-掲載了解済み) 

本書は写真、イラスト、年表をふんだんに使用し、プロフィールから大仕事、大一番と銘打った業績、交際人物などが分かりやすく解説してあります。ちなみに“人物伝総理への道”で、日本中学の名がでてきます。梅窓会ブログでは、この冊子には書かれていない大宰相吉田茂と母校の関わりについて、校友紹介のバイブル「日本学園百年史」を紐解きながら、ご紹介したいと思います。

<日本中学校正門・半蔵門時代>

半蔵門時代の日本中学へ入学

吉田茂は15歳までを藤沢にあった耕余義塾という学校で学び、明治27年16歳で日本中学に入学しました。時の校舎は半蔵門にあり、発祥の地であった神田錦町から移転した数年後の頃です。ここで1年間、杉浦校長の下で学びました。学園には当時の貴重な成績表がいまも残されています。(校長先生の日記-吉田茂の通信簿-をご覧ください。)そして5年生となった翌年9月、受験した高等商業学校(現一橋大学)に合格したため、転校していきました。しかしその後は、23歳で東京帝国大学に入るまでの間、実に多くの学校をめまぐるしく渡り歩きます。「日本学園百年史」では、このことについて「評伝吉田茂」(著者-猪木正道)の文を引用し、“本当のところはわからないが、自分に適する学校を見つけるまで、容易に妥協しない性格がここに示されていると思う”というくだりに触れ、後年の頑固な人柄の片鱗が青年期にすでに見い出せるとしています。

杉浦校祖を尊敬し、母校を愛した吉田茂

吉田茂が在籍したのは1年間でしたが、校祖と母校への思いは50年以上経ても変わることはありませんでした。それは昭和26年、戦後の独立という国の命運がかかる講和会議を控えていた時期に来校したことからもうかがえます。

1号館を出る吉田首相と学園生徒の熱い歓送!近過ぎます! 

昭和26年9月8日、サンフランシスコ講和会議に出席。吉田茂は全権首席として平和条約に調印、大役を果たしましたが、そのわずか2ヶ月ほど前の6月20日、超過密スケジュールを縫って来校、学園創立記念の祝賀と記念講演をおこないました。

毎日新聞は当時の様子を次のように伝えています。 「母校なつかし、吉田さんもみくちゃ 五十余年ぶり日本学園へ」 という見出しに続いて、白服の首相は生徒達が緊張した目で見上げる講堂の壇上から「なにせ五十何年も前のことですから…」と古い記憶をたどりながら、同校を創立した杉浦重剛校長の人格をしたって明治27年から約1年、当時半蔵門にあった学校で中学四,五年時代を過ごしたころを追憶してから「軍備を持たない日本を再建するには外交のカンが唯一のものであります。そのカンというものは外国に対する深い知識によって初めて生じるのであり、若い諸君がこのカンを体得した時にかつての日本以上に優れた国ができるのです。」と判り易くじゅんじゅんと外交立国論を一くさり。約廿分の講演ののち1年生の大ぜいにもみくちゃにされる歓送を受け大にこにこで引き揚げた(略)。(日本学園沿革より)

とあります。ひょっとしたらですが、重圧を背負って講和会議に向かう際、この時歓迎を受けた学園生徒の笑顔を日本国民の姿として重ねて、気持ちを奮い立たせていたのかもしれません。

 
            日本学園・資料室の重宝「天台学堂」の揮毫


上の写真は母校・日本学園への来校を記念して書き贈った「天台学堂」という揮毫。(ちなみに天台とは校祖の号で、杉浦重剛先生の学校という意味です。素准というのは吉田茂の号です。)日本学園・資料室の重宝のひとつとして大切に保管・展示されています。

実はこのあと、吉田茂はもう一度母校へ戻る機会があったのです。それは3年後の杉浦先生の命日である昭和29年2月13日「杉浦重剛先生30年祭」が講堂でおこなわれた時でした。当初は参列予定でしたが、数日前から私邸のある大磯で病気療養となり、やむを得ず秘書官を代理として参列させ、内閣総理大臣 吉田茂として祭文を捧げたのであります。この祭文には校祖への深い尊敬の念と、祖国再建に邁進する決意が述べられていました。

なお日本学園では、毎年2/13の命日に杉浦校祖を偲ぶ「景仰会」が行われています。「景仰会」は全校生徒に向けた校長の講話と、生徒有志による杉浦先生の墓参を組み合わせた日本学園の伝統行事。生徒たちは「景仰会」を通じて、杉浦校祖の薫陶に触れ、我が国の近現代史を切り拓いてきた偉人を輩出する日本学園に学ぶ誇りを新たにしています。

文京区「伝通院」にある杉浦先生の墓所はこちらをご覧ください。
http://baisoukai.blogspot.com/2011/01/annex.html


広報部会 

2012年2月7日火曜日

2月度 運営委員会報告

~都内私立高校受験で高倍率校TOP10!圧倒的な人気を実証!~

2月4日(土)14:00~木造棟会議室で運営委員会が開催されました。
広報部会・中村氏のレポートで報告された通り、 日本学園高等学校は平成24年度都内私立高校・受験倍率で堂々のTOP10入りを果たしました! これは桐朋・開成・学習院・城北・早大学院等、日本学園が本来のライバルとする高校と肩を並べ、鎬を削るステージに回帰してきた証のひとつであり、日本学園の人気と期待の高さを何よりも雄弁に語る数字であるといえるでしょう。高校願書締切は2/14(火)!受験諸君、まだ間に合うぞ!挑戦者よ来たれ!日本学園高等学校へ!

2月度 運営委員会TOPIX
各部会報告(総務・広報・組織・会計・企画)
平成24年度・各部会活動計画について
各部会の新年度活動計画の策定がスタートします。活動計画は3月度運営委員会で提案され、企画部会により統合された事業計画として常任幹事会・総会でプレゼンテーションいたします。
臨時評議員会報告
1/16に開催された臨時評議員会について、君塚評議員から報告がありました。
「梅窓会パンフレット」New Versionデザイン決定
卒業予定者を対象するNew Version「梅窓会パンフレット」のデザイン&コピーが決定しました。同パンフレットは3月の卒業式前に卒業予定者全員に配布され、 運営委員による梅窓会のオリエンテーションを行います。また、既存版「梅窓会パンフレット」の部分改訂を行うことも決定。 これにより在学中~卒業時にかけて同窓会組織への理解と参加を促すツールが整備されます。
新卒常任幹事&クラス幹事歓迎会について
同期生の代表となる常任幹事&クラス幹事の歓迎会に参加する運営委員を選出しました。
2012年「総会・懇親会」企画スタート
本年度の「総会・懇親会」を盛り上げるべく、企画部会を中心にプランニングがスタートしました。これから数カ月間、スタッフ一丸となって昨年を越える企画を構築していきます。どうかご期待ください!
小川理事より理事報告
高校受験倍率の飛躍的上昇、初の中学適性入試の高倍率など、人気と期待を高める日本学園の入試状況を中心に躍進する学園の現況を報告。

今年も見事に実った日本学園のキンカン 

梅窓会 広報部会

2012年2月5日日曜日

高校入試倍率ベスト10入り(都内私立高等学校入学応募者、中間時点での状況)

平成24年度都内私立高等学校入学応募者状況【一般入試・中間。1月27日(金曜日)正午現在】が2月1日東京都生活文化局私学部私学行政課より発表されました。それによりますと男子校において日本学園、特別進学コース・1回目入試倍率は3.3倍と「ベスト10」入りを果たしております。これは近年高い大学進学実績を出し始めた成果の顕れであると思われます。願書はまだ受付中でこのデータはあくまで中間発表ですので更なる数字の積み上げがあるものと思われます。ちなみに桐朋、開成、明治大学付属中野、早稲田大学高等学院などがベスト10に入っております。

詳しくは以下の東京都報道発表資料のホームページをクリックください。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/02/20m21600.htm

さて中学の入試も2月5日(日)で終了しましたが、今年の日本学園の中学入試で特筆すべきことは今年から新設され2月1日(水)に実施された「適正検査(特別選抜)」という入試です。これはオリジナル教育プログラム「創発学」のコンセプトに基づくもので、一般入試では判らない計り知れない子供達の素晴らしい能力と素質を違った観点で引き出したいという日本学園ならではの先進の入試方法ではないでしょうか。今年から始まったばかりの新しい入学選抜方法ですので受験生、保護者にとっては大変に不安かつ戸惑ったのではなかったと思われますが、いざ蓋を開けて見ますと「5.6倍」という高い入試倍率になっておりました。「創発学」と、この入試方法に共感し魅力を感じた受験生、保護者がこの数字に顕著に顕れたものであることは間違いありません。日本学園の先進の入試方針は大いに支持され評価されたことが実証されました。

データは学習塾大手、四谷大塚の入試情報センターのホームページ「速報」の中の「出願倍率速報と入試結果」をクリックしていただき、「学校をしぼりこむ」で学校名の窓に「日本学園」の文字を入れていただくとご覧になれます。

http://www.yotsuyaotsuka.com/njc/

高校一般入試はこれからです。日本学園へ入学を希望する受験生のみなさん、体調管理を万全にしてベストを尽くしてください!日本学園OBも応援しています。がんばれ未来の後輩たち!


校門前に掲げられた中学入試の看板


広報部会 S44卒 中村 隆

2012年2月2日木曜日

がんばれ受験生!

日本学園は今まさに入試の真っただ中! がんばれ未来の後輩たち!
美しいキャンパス、素晴らしい先生方、一生つきあえる友だちとの出会い、
悔いのない青春の日々が君を待っているぞ!
来たれ我らが母校、名門・日本学園へ!

 


梅窓会 広報部会

2012年2月1日水曜日

倶進Vol.29

「私の山歩き」18

~千葉県鋸山登山~
S28年卒 米田利民

1月26日(木)、千葉県の鋸山(329m)に登ってきました。
ここは江戸時代の石切り場、太平洋戦争中は軍事要塞で一般人は立ち入り禁止でした。今は日本一大きい大仏(石造、高さ31m)のある「日本寺」の境内。日本寺は神亀2年(西暦725年)、行基菩薩が創建した関東最古の勅願所であるが、 昭和14年登山者の失火により全壊した。現在仮本堂で復興を努力中。

百尺観音(昔の石切り場、交通安全の守り本尊)  画像クリックで拡大

大黒堂前の厄除け板と水仙 

ほころび始めた寒梅 

佐久間湖と水仙(鋸南町の「をくずれ」という所)

金谷(カナヤ)の海鮮料理屋から眺めた伊豆半島に沈む日