2012年6月16日土曜日

台湾No.1の調べを堪能!芸術観賞教室・開催される!

6/15(金)13:30~体育館において恒例の「芸術鑑賞教室」が開催されました!今年は来日中の台湾を代表する中学・高校オーケストラによる「特別演奏会」を企画。例年の芸術鑑賞教室は中学生・高校1年生で行っていましたが、この貴重な機会を全校生徒で体験し、交流を持つことになりました!

熱烈歓迎!
「国立台南女子高校・音楽科」・「台南市立大成国中」合同オーケストラのみなさん

来校されたのは、台湾全土のコンクールで5年連続特賞第一位に輝く「国立台南女子高校・音楽科」と同じく台湾全土のコンクールで17年連続全国大会一位に輝く「台南市立大成国中」のみなさん。 そして両校を率いる指揮者は、現在台湾を拠点に世界的な舞台で指揮を振るう「徳岡直樹氏」です。 

世界の舞台で指揮を振るう徳岡直樹氏(元日本学園・吹奏楽部コーチ) 

徳岡氏は国立音楽大学在学中より土居先生(音楽科)の招きで日本学園・吹奏楽部コーチとして3年間にわたり部員を指導。1997年からフランスに留学。1999年・2001年ブザンソン国際指揮者コンクール、セミ・ファイナリストに。その後、台湾に拠点を定め、2003年から奇美管弦楽団首席指揮者。2004年に台南市名誉市民賞を受賞。台湾を代表する日本人指揮者となりました。

現在、彰化市立管弦楽団常任指揮者、国立中山大学音楽系オーケストラ客演指揮の他、4つの音楽科オーケストラを指揮・指導。例年開催される台湾学生音楽コンクールのオーケストラ部門では、連続第一位特賞を受賞されています。今回は東京音楽大学の招きにより両校を率いて来日、忙しいスケジュールの中、土居先生とのご縁もあり、日本学園での特別演奏会が実現しました!



台湾民謡「補破網」「六月茉莉」「望春風」を歌う 
台南女中室内合奏22人・高校生ソプラノのみなさん 

ヴィヴァルディ/シロティ編:合奏協奏曲「調和の霊感」 
43人オーケストラ全体でのフルアンサンブル 

エンディングは記念すべき日本初の演奏となった、 
フランシーヌ・オーバン:交響曲第二番「希望」第一楽章 

吹奏楽部・部員から感謝の花束と日本のお土産を贈呈! 

梅雨の晴れ間となった当日、両サイドの窓を全開にした体育館には、さわやかな初夏の風と新緑の森の香りが流れ、オーケストラの美しい調べ、そして歌声とひとつになり、これ以上は望めないほどの贅沢な演奏会になりました。吹奏楽部OBも駆け付け、生徒・先生・保護者と共に台湾No.1の美しい調べと歌声を堪能。中でもエンディングを飾ったフランシーヌ・オーバン:交響曲第二番「希望」第一楽章は徳岡氏がパリ留学時代に師事したフランシーヌ・オーバン氏の作品であり、楽譜が未出版のため日本学園での演奏が記念すべき日本での初演となりました。格調高い音楽も不思議と絵になる男子校、日本学園の豊かな詩情を満喫したひとときでした。

広報部会 S34卒 宮原

2 件のコメント:

S37卒OB さんのコメント...

早速 皆様方にお知らせいただきましてありがとうございました。
内容も写真もよく感謝いたしています。

日本学園の国際交流第1歩となりました。

今後もOBのご支援とご協力をお願いいたします。

日本学園事務長 和田英昭

OB仲間 さんのコメント...

美しい音楽と歌声、爽やかな風と馥郁たる森の香り、日本学園でなければ体験できない素晴らしい演奏会でした。まるで野外音楽堂で聞いているかのような開放感でした。仕事を抜け出して聞きに来た甲斐がありました。台湾両校との交流が続くことを願っています。