2013年8月11日日曜日

今も現役で活躍中!銀座線・浅草&稲荷町駅とOB今井兼次

日学ファンのみなさま!酷暑お見舞い申し上げます!酷暑とはいえ子供たちは夏休みの真っ最中!『おとうさん、どっか連れてって~!』と袖をひっぱる子供たちの声も聞こえて参ります。そこで一服の涼を求めて身近な観光地『浅草界隈』へ、お出かけになってはいかがでしょうか。浅草界隈にはOB今井兼次の設計による建造物が、いまも街の玄関口として活躍しています!


アントニ・ガウディ、エストベリ、シュタイナーらの作品をいち早く日本に紹介した建築家であり、日本学園一号館の設計者である今井兼次(日本学園OB・早稲田大学教授・1895年~1987年)が手がけた作品は壮大な建造物だけではありません。写真の東京メトロ・銀座線・浅草駅&稲荷町駅『出入り口上屋』のように、街中の風景となり、人々の暮らしに溶け込んでいる作品もあります。

銀座線は昭和2年12月に上野~浅草間2.2キロが開通した日本初の地下鉄道であり、この上屋も開通当時から現存する貴重な建造物です。つまり今井先輩は、日本初の地下鉄駅(上野~浅草間の駅舎・ホーム)を設計した、日本の鉄道史に名を刻む建築家でもあるのです。浅草寺を思わせる和風のデザインが特徴の浅草駅上屋、アールデコ調のモダンな意匠が際立つ稲荷町駅上屋、どちらも緻密な計算と遊び心を感じるディティールを与えられています。「いままで何気なく利用していたが、OBの設計とは知らなかった!」という在校生・卒業生も多いのではないでしょうか。浅草界隈にお出かけの際は、ぜひお立ち寄りいただき、国際観光都市・浅草のシンボルであり続ける、OB今井先輩の作品をご覧ください。特に鉄道研究部の諸君は必見ですヨ!

浅草・稲荷町駅上屋の写真&専門的な解説はこちらへ!
「関根要太郎研究室@はこだて」
http://fkaidofudo.exblog.jp/13863518/

*掲載写真は「関根要太郎研究室@はこだて」様より転用いたしました。

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